生き方を科学する

物理の専門家が科学と哲学を融合します

第22回 「幸福」は科学的にどう定義されるの?(人類階層:脳科学)

コト「幸せってどういうこと?」
博士「脳科学的には幸福を司る神経伝達物質が分泌されているとき幸せを感じるよ」

 

コト「また神経伝達物質?」
博士「幸せを司る神経伝達物質は主にセロトニンオキシトシンドーパミンが挙げられる」

 

コト「セロトニンって何?」
博士「不安感を解消する働きをするよ」

 

コト「オキシトシンって何?」
博士「例えば、スキンシップしたときに出るよ。愛情やつながりを感じる幸福感が得られるんだよ」

 

コト「ドーパミンって何?」
博士「何かをやりとげたときに出るよ。達成感を感じるような幸福感が得られるんだよ」

 

コト「ふーん」
博士「曖昧だった幸福という概念が神経伝達物質の分泌であると定義できるんだよ」

 

コト「そうなんだね」
博士「幸福は『なる』ものじゃなくて神経伝達物質によって感じる』ものなんだよ」

 

コト「そうなの?」
博士「だから他人から見ると幸せそうな人でも幸せを感じていないということが起こりうるんだよ」